歯周病治療の流れ 本文へジャンプ


どうして頑張らなければならないか

 〜歯を残し、歯周病の再発を防ぐために〜


多くの研究がドクター、衛生士、そして患者様自身の努力が必要なことを訴えています

 歯周病にかかった人が、どんな状態の時に歯が失われやすいのか、あるいはどのような場合に再発しやすいのか、これまでに数多くの研究がなされています。その結果、年齢、喫煙、歯ぐきからの出血や上手く磨けているかなどがリスク因子となることが明らかとなっています。そして、再発を予防するためには、メインテナンス(あるいはサポーティブペリオドンタルテラピー)という定期的な歯ぐきチェックやクリーニングなどの継続した治療が最も効果のあることが知られています
 「あとは一生懸命磨くしかありません」「磨き方が足りないからだ」「磨いていれば大丈夫ですよ」 残念ながら、言葉だけの、ドクターやドクターと協調した歯科衛生士が直接チェックをしていない、自己流のブラッシングだけで、歯周病に打ち勝つのは難しいです。
 歯ぐきの状態を自分自身では見ることができないので、専門とするドクターや歯科衛生士にチェックしてもらい、磨けていないところを見つけてもらい、どうすれば磨けるのか、その指導を受けるともに、必要に応じて早期の対応を受けることが重要なのです。
 そして「治療はあと何回で終わりますか」と聞かれることがあります。いつも言いよどんでしまうのですが、正直に答えると、歯周病の治療に終わりはありません。
 病気の原因であるばい菌が取り付かないように、増えないように、ご自身でのケアが必要であることに加え、ドクターと衛生士による患者様のケアチェック・指導と、早期対応をおこなう継続した協力体制が、皆さんの歯、歯ぐき、骨を守ることになるのです。
 ご自身の健康は、他力本願では守れません。自分自身のために、自分で頑張らないといけません。でも、一人だけで頑張るのではありません。我々もいます。


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