歯周病の分類
〜日本歯周病学会による歯周病分類システム(2006)〜
1)歯肉病変
- プラーク性歯肉炎
- 非プラーク性歯肉病変
- 歯肉増殖
- 薬物性歯肉増殖
- 遺伝性歯肉増殖症
2)歯周炎
- 慢性歯周炎
- 侵襲性(急速破壊性)歯周炎
- 遺伝疾患に伴う歯周炎
3)壊死性歯周疾患
- 壊死性潰瘍性歯肉炎
- 壊死性潰瘍性歯周炎
4)歯周組織の膿瘍
- 歯肉膿瘍
- 歯周膿瘍
5)歯周ー歯内病変
6)歯肉退縮
7)咬合性外傷
- 一次性咬合性外傷
- 二次性咬合性外傷
これまでばらばらであった歯周病の分類を日本歯周病学会が委員会を立ち上げ、統一した歯周病分類を発表しました(2006)。アメリカ歯周病学会も歯周病分類を発表していますが、日本のそれとは異なります。差があるのは人種差というより、それほど歯周病の分類が難しいということで、考え方によって分類方法が異なる、あるいは明確に定義できる検査法が未発達ともいえます。
通常は慢性歯周炎に分類されることが多いのですが、比較的若い人では侵襲性(急速破壊性、以前は若年性歯周炎などとも呼ばれていた)と分類される方もおられます。
また喫煙も歯周病の原因としてクローズアップされており、喫煙関連歯周炎と呼ばれる分類もあります。
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