初期の歯周病では通常痛みなどの自覚症状をほとんど伴わずに病気が進行します。そのために痛みが出たり、腫れたりなどの症状が出てから歯医者さんを受診した時には病気がかなり進行している場合が多いのです。最悪な場合にはもう抜かなくてはダメとなってしまいます。
左のグラフは平成17年歯科疾患実態調査結果の歯周病に関連するデータです。
40〜44歳の棒グラフでピンク色の四角の枠で囲んだ部分を見てください。ここは歯周病にかかっている人です。
この年齢で歯ぐきに病気の所見の全くない人はわずか15.4%です。残りの84.6%(つまりピンク枠で囲んでいる部分)の人は程度の差こそあれ歯周病にかかっているというのが現状です。ところが一方歯磨きを「磨かない人」はわずか1.4%という結果があります。
つまり歯を磨いていない人はほとんどいませんが(1.4%!)歯周病にかかっている人は40歳ぐらいで84.6%もいます。つまり磨いているつもりでも歯周病にならないようにキチン磨くのは難しい(あるいは実は磨けていない)という事になります。
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