かつて学生時代、授業スケジュールが変則的な時があった。朝から夕方までの授業が連続しておらず、途中ぽっかりと空きができるのである。すると学生としては、最後の授業はもういいや、っと帰っちゃう。あるいは帰ってくるつもりで、時間つぶしのボウリング場へいったが最後帰ってこない、なんてことがあった。自分はというと、どうするか煮え切らずいて、同じような優柔不断の連中と、どうすんの、と控え室でだらだら。サテンでも行こうかと言っているうちに時間が過ぎて、そのまま消極的に授業にでるという体たらく。そんな時間割にある授業は当然のように学生が少なく講義室はスカスカ。
ある日、その授業を受け持つ教授が、学生の態度にぷっつん。「きさまら、授業をなんだと思っている」と、授業そっちのけで怒り出した。さんざの説教に、隣に座っていた同級生がぼそっと「サボっている奴らそっちのけで、授業にでたおいらが何でお怒られなあかんねん」。とは全くごもっとも、私も同感。熱心ではないにせよ一応出席してるんですけど。
すると、出席している学生の不満顔から、自分の理不尽な説教に気がついたのか、言いたいことを言い終えた先生が「、、、ということを、授業にでてこない奴らに伝えておけ」っとはひどい。直接言ってください、そんなアホなこと誰がしますかいな。という昔話。
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