＜平成23年１月＞
寝る間も惜しんで
平成23年１月28日
女の人の口は働き者である。
しゃべる必要のある時にしゃべり、食べる必要のある時に食べるのはもちろん、しゃべる必要のない時にもしゃべり、食べる必要のない時にも食べる。
時として、しゃべる、食べるを同時に行う芸当もやってのける。
そして、しゃべることができない時には食べ、食べることができない時にはしゃべる。
最後に、しゃべることも食べることもできなくなった時、やっと寝る。
しかし働き者の口は、翌日のために、イビキ、寝言とウオーミングアップを怠らない。
「〜あのねえ、私はA型、〜」
平成23年１月21日（金曜）
小三の長女が右手だけでご飯を食べる。左手でお椀などを持たないので、イヌ喰いスタイルになる。「ちゃんと左手をだしなさい！」すると長女は左手を上げて手をヒラヒラさせる。「左手だした。」「・・・・・・左手でお茶碗を持つの〜。」すると右手のおはしでおかずを食べつつ、左手でお茶碗を持って上げ下げする。「ほんま、誰に似たんやろう、このあまのじゃく、、、、、、おかあさん似やな」と僕が言うと、母娘二人顔を見合わせる。そして家人がのたまう、「違うんちゃう、、、、、、この娘はあなたとおんなじAB型。しかも乙女座も一緒やで。」
そうやったね〜、、、それしかないもんな：
平成23年１月14日（金曜）
ジムの販売品コーナーにあったヒートテックを、家人が気にいって買うことにした。商品が受付カウンターに置かれ、受付スタッフが包装しようと目を離した瞬間、それははじまった。何がかというと、おばちゃんが二人、フィットネスのクラスが終わった帰りらしく、ちょうど受付へやってきたのである。
「いや〜、これいい色やんか」「このパープルいいでしょ」受付スタッフは愛想良く返す。「これ、そこのお人形さんが着てたやつ！？」「そうなんで〜す〜。この商品はこれが最後で、こちらの方がお買いになったんです。」と、若い受付スタッフがさりげに予防線を張る。しかし、、、若い娘のそんな言葉に、二人は全く動じない。「うわ〜はだざわりもいいやん、ほらっ、あんた！ちょっとさわってみ。」「サイズはどう」「肩幅もあうんちゃう」さすがに試着まではしない。が、その後もあれやこれやと言う二人に、さすがに、受付さんもおずおずとながら、もう一度「これ〜、こちらの方が買われた商品なんで〜。」「あ〜〜〜そうやったね。」一応わかってらっしゃるようである。「あんた帰るんやろ、ほな帰えろうや、よ〜動いて体あったまったし。」あったまったのは口ちゃうか〜なんてツッコミをいれたくなるが、思うだけ。ようやく商品を手放した二人は、我々の前をまたにぎやかに通り過ぎていく。おばちゃん二人にさわりまくられ、口角泡のついたウエアが解放され包装される。受付のお姉ちゃんがほほえみながら、商品を差し出す。「お待たせしました。」
お先にどうぞ：
平成23年１月７日（金曜）
とちょうど寸外していた家人の帰宅。「これ、こんなたくさん春巻きがグリルに入ってるんだけど、、、なんで？」「たくさん作ったから、子供らがおかわりをあっためようと入れて忘れたんちゃう」「そやけど、多すぎへんか。それに食べようといれて、そんなん忘れる？？」とつい詰問口調。「ふーん、そうやね。まあいいやん、私はもう食べたよ。ごはんたべたん？はよ食べたら。」「う〜ん」釈然としないまま、春巻きをぱくつく。しばらく、家人と雑談。と、突然「思い出した！！わたしや」「は〜〜っ！？」「春巻き揚げて、最後の６つ置くとこなかったから、グリルの中においたんやわ。」見ると確かに、それぞれの春巻きの下には油の垂れた跡がある。犯人は、春巻きをあげた家人だった。
、、、、、、、、僕の方が年上だけど、脳の老化は家人の方が結構先んじているようだ。
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