<平成23年9月のブログ>

ちょっ、ちょっと待った!

平成23年9月30日

下関で学会があり、現地で落ち合った友人夫婦と3人で昼食をした。
お店の店員さんは、メニューをテーブルの上に置きながら「定食がお勧めです」ときた。みると、ふく定食3150円なり。
「どうしますか」僕は友人夫婦に尋ねた。
一足先に現地入りしていた友人は「ふぐは昨夜たべたし、おれらは遅く起きてさっき朝ご飯たべたとこやからな」
奥さんは「しかもバイキングだったんですよ。単品で雑炊でもしようかな」
店員さんは我々の会話をニコニコして聞きながら、じっと注文を待っている。僕は朝一番の電車で来て日帰りするので下関での食事はこの昼食だけ。お昼ご飯にはちょっと高いけどせっかく下関迄きたので、
「僕はこの定食頼んでもいい?」
「ええんちゃう」
そこで僕は店員さんに「じゃあ僕先に頼みます。この定食一つ」
店員さんはその言葉を聞くや腰を上げて、厨房に向かって大声で「ふく定食三つ〜」

根切りは値切らないと

平成23年9月23日

もやしのひげ根をみると取りたくなる。いそいでいるときにはちょっとだけと思うのだが、やり出すとついつい意地になる。
王将で、若いお兄ちゃんが黙々と根をとっているのを見かけることがある。やはり家庭料理では許されても、お金をもらって売る商品では根付きは許されないのだろう。
大学職場の後輩の女の子達に聞いたことがある。
「もやしの根をいちいちとるなんて!そんなじゃまくさいこと絶対しません」とあっさり言われた。
その時新婚の一人は、「旦那に買い物いかせたら、根切りもやしを買ってきよってん。もやしは安いから買うのに、何で高いの買うね〜!!と怒ったってん」
その新婚の旦那は言われたからしぶしぶか、自主的にか、どうだかわからないけど、買い物には行ってきはったんやんか。そやのに、よかれと思って(?)根切りもやし買ってきたばかりに、新妻にどやしつけられるなんて。

ひとつぶで二度美味しい

平成23年9月16日

生地の中に桃が入った和菓子を知人からもらった。美味しかった。すでに帰宅してい三男、長女も美味しいと食べた。遅くに帰って来た次男も食べだしたのだが、何やらごそごそと食べている。
「何してんのん」
「へへへ〜」
むしゃむしゃと食べた後にもまだ手にお菓子を持っている。「!?」 何と、彼は和菓子の一部に切れ目をいれて、中の桃を取り出して食べた後、朝食用のパイナップルを冷蔵庫から切り分けてきて、桃の代わりに押し込んで「新商品」を作り出したのだ。

あれれ、おかしいな

平成23年9月9日

茜丸のたいやきをおやつのお土産に買おうと思った。スタンダード小豆粒あん、カスタード、日替わり抹茶餅入りの3種類がある。ここで、家族6人の好みを思い起こして、どの種類をいくつ購入するか考える。自分は買う責任上あまった種類から選べばよい。
末っ子長女は小豆あんが大嫌いなので、小豆だと絶対食べない。三男はシュークリームのカスタードはキライだが、回転焼きなどのカスタードは食べることができて、小豆あんも食すことができる。次男は好みがはっきりしている。目新しいものがあれば、試してみようとするが、抹茶餅入りを好むかどうかわからない。また、部活で帰りが遅いのであまりを食べることになる。長男ははっきりした意思表示をせず、あるものを食べる。我を抑えて、下の兄妹に譲ることも多い。ご飯をしっかり食べると、おやつは食べないあるいはすぐには食べようとしない。家人は、和風が好みだが、何でも食べる。幾つか種類があれば全てを食べようとし、さらに他の人が食べないで置いておくと、知らないうちに、残っているともったいないし片付かないからという理由で食べてしまうので皆から警戒されている。これらのデータから、余裕分を入れて小豆2、カスタード3、抹茶3とした。
結果、夕食後に次男以外の各人がそれぞれの思いでたい焼きを選んで食べた。抹茶がへり、小豆がへり、、、、そして、夜遅くに帰宅した次男は、カスタードが残っていると聞いて「ラッキー」と、最後の1個を食べた。めでたし、めでたし。

お察しの通り

平成23年9月2日

朝、弁当おかずを作っていた。ネギを小口切りにしていると、遅れて起きてきた家人が「斜め薄切りにして欲しいわ」 いきなり理不尽なチェックが入る。
「だってレシピは小口切りやねんで」
「小口切りのネギは掴みにくいしし、硬いやん」
輪状になったネギをお箸で掴んで、「これどこがはさみにくいん!?」「障害物競走は箸で豆つかみなんかやめて、ネギの小口切りつかみをせなあかんね」などの反論は思い浮かぶが、ぼそぼそっと口ごもるだけにする。
小口切りのネギはもう斜め細切りなんてできない。無理にしたら逆鱗に触れるだけである。黙って作業を続けよう。
そんなことより、お弁当を作らねばならない。家人は、「この人のやり方は全くもう、、、、」、てな顔をしながら、ポテトを焼くためにグリルを開けた。すると、しわしわの黒こげなすびが3本ゴロリンと出てきた。昨夜の夕食に、家人が作りかけて忘れてしまった、哀れな焼きなすび達だった。
家人は半笑いで、「これって、またどこかで書かれるんやろうね」

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