<平成26年3月のブログ>

口は聞いてもらえるかな

平成26年3月21日

家族そろって1泊旅行に行ったのだが、夕食はバイキングスタイルであった。
子供らは当然のように何度も取りに行く。
家人はプレートに料理を大量にのせてじっくり食べる。
僕はすぐにお腹が膨らむので、ちょっと食べるのを休憩。
家人が口をもぐもぐさせながら、話しかけてくる。

「なんかさ、20数年も旦那さんが単身赴任してはった夫婦がいてはってんて」
「ほんで」
「単身赴任が終わって旦那さんが家に戻ってきたら、それまで夫婦それぞれ一人で生活するのに慣れてしまっててて、夫婦関係がぎくしゃくしてきてんて」
「ずっと一緒におっても、ぎくしゃくする人はおるで」
「まあそれは、そうやけど」
「その二人にはどんなことがあったん」
「奥さんがアイスクリームを自分の分だけしか買ってこなかった、って旦那さんが激怒して口聞けへんようになってんねて」
「へ〜子供みたいやな」

話に一区切りがついたので、デザートを取りに行くことにした。
しかし、アイスクリームの前に立ったものの、もうおなかいっぱいで、抹茶アイスを少し分けとっておしまいにした。
家人はというと、バニラ、ストロベリー、抹茶すべてを綺麗にまあるくお皿にのせて食べている。それを横目に僕はお茶をとりにいった。
熱いほうじ茶を一つ入れて、持ち帰ろうとして、途中でふと気がついて、もう一つ注いでテーブルに戻って、一つは家人の前においた。

食べる方のお好みでご自由にしていただければ結構かと

平成26年3月21日

「兄ちゃんこれの方がええかな」
「は?」
ここはとあるスーパーの中。豚肉売り場の前である。
見ず知らずのおばさんが、いきなり豚こまのパックを持って僕の目の前につきだして見せるのだ。
「これがええと思うねけど」
187円の豚こまパックだ。
「はぁ、ええんちゃいますか」
「これよりはいいやろ」
と商品棚にある豚バラを指さす。
「こっちは脂身ばっかりやもんな」
「バラ肉ですからね」
「これ、しよう思ってるね」
と買い物かごからカレールーのパッケージを取り出す。
「バラ肉でも美味しいかもしれませんけど、、、、脂身の少ない方がいいならモモ肉でも、、、」
というこちらの言葉をさえぎって、
「これとこれ、どっちがええかいな」
こんどは手に持った187円のパックと棚にある182円のパックとを指さす。
「いや〜、どっちも同じような〜」
手に持った方を持ち上げて、
「こっちの方が脂身あって美味しそうやんな。5円の差やけどな」

ちょっと微笑ましく 

平成26年3月14日

目玉焼きを4つ焼いた。これをお皿にとっておく。同じフライパンでベーコンを焼いて油が出たら、薄切りのタマネギとざく切りのキャベツを加えて炒める。お湯を注いでローリエを加えて煮て、塩こしょうで味付けする。その間に切り分けたバゲットをトースターで色よく焼いておく。スープの上にバゲットと目玉焼きをのっければ、朝ご飯のできあがり、となる。しかし、まだ誰も起きてこない。
スープはフライパンに、バゲットと目玉焼きはそれぞれお皿に分けて食卓の上に置いていた。
朝、子供らは起きた順番に降りてきて、それぞれの時間で朝ご飯が始まる。その日はまず長女が降りてきて、続いて次男、その後三男、長男だった。
洗濯が終わって、食卓に戻ると、目玉焼きが一個残っている。家人に聞くと、三男がそれと気づかずに食べずにいってしまったらしい。
作った4個の目玉焼きのうち、一つは黄身が少し崩れて、一つは形がいびつだった。どちらかが残っているのだろう、と思っていたら、最後に残っていたのは、一番形の綺麗に仕上がった目玉焼きだった。

日本語は正しく 

平成26年3月7日

家人がごそごそと近所のパン屋さんでパンを買ってきた。珍しい。
「どうしたん、パン買うてきて」
「お腹空いておやつが欲しなってん」

しかも並べてみると、クリームパン、チョコパンなどなど。
「甘い物ばっかりやな」
「うん。甘い物には目がないの」
「目がない、と違うて口がある、やろ」

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