<平成27年3月のブログ>
ちゃんと考えてますよ
平成27年3月31日
夕食の支度に行くと、長男がいかをさばいている。夕食レシピはいかと玉ねぎのリングフライだ。
副菜はというとホウレンソウの海苔あえと鶏そぼろ。
でも「鶏のひき肉買い忘れてん」
それで、三男と長女に買ってきて、と頼んだようだ。
いかに下味をつけた長男は玉ねぎの皮をむいて、包丁を入れた。
「あっ!玉ねぎは横向きに切らなあかんやん」と指摘すると、
一太刀いれてから、しまった、と長男。
「まあしゃあないやん、それはその形でいこう」
「リングじゃなくて、ルナフライや〜」おちょけて長男は照れている。
そのうち三男と長女が戻ってきた。
長男が鶏ひき肉にしょうゆ、酒、砂糖を入れていり煮しているのを見た長女は「私する」と木べらを持った。
三男は玉ねぎにフライの衣をからめてパン粉をつけている。
僕は揚げ油でそれを揚げる。
横で長女は、できあがりつつあるそぼろを「うまい、うまい」と言いながらちょろちょろと口に運んでいる。
そしてフライができあがってくると、海鮮が好きじゃない長女はいかリングには目もくれず、玉ねぎフライをちょいと失礼、とつまんだ。
「めっちゃ甘くて、うまい」
塾にいくからと、でき上がっているおかずを取り分けて、長女は先に食べはじめる。しばらくすると空になったお皿を持って、横に立つと、揚がったルナ玉ねぎとリング玉ねぎをごっそり持っていった。
「こら、いかも食べ」
「いかまで食べたら兄ちゃんらの食べるのがなくなるやん」
一応、手作り
平成27年3月23日
バターを溶かして、砂糖を混ぜてこねこねしているところへ、
三男が、小麦粉をふるいにかけて混ぜていく。
三男がバレンタインのお返しにクッキーを焼くと言うので、僕も便乗しているのだ。
捏ね上がった生地をスプーンですくってオーブンシートの上にのせていく。
僕はスタッフ5人分だが、三男は部活関連で10人分。二人でシートにつめつめで滴下していく。なんせ、数がいるのだ。
最初は隣同士隙間を大きく開けていたのだが、「これじゃあ、数を稼げないな」
隣同士の間にも、生地を置いていくことにした。
最後の一滴まで乗せ置いて「よっしゃ、できた」
オーブンに入れて後は焼くだけ。
熱が加わると、生地はどんどん膨らんで、
「おりょ」
隣同士融合し始めた。
できあがったクッキーはプレートいっぱいに膨らんで、一応境界はあるものの、巨大な一塊状に近かった。
「これやったら、ちまちまスプーンで取らんと、全部流し込んでも一緒やったかもね」と二人で笑った。
ポジティブシンキング
平成27年3月15日
家人がPTAで、長女の中学校に行った時のことである。
用事が終わっての帰り際、長女とその友達がたむろっているのを見つけた。
帰るよ、と友達と一緒にいる長女に向かって軽く手を振り門の方へいくと、後ろから声が聞こえる。
「まいちゃんのおかさんやで」
「え〜〜〜」と複数の友達の合わせ声。
その驚嘆とも言うべき、声の意味や如何なるものか。
そこで、帰宅した家人が解説するに、
「それって思ったより〜年取ってる、って意味かな」
「でも違うよね」
ふふふ、と笑いつつ「それとも、、若いっ、ってことかな」
こちらまだまだ食べ盛り
平成27年3月9日
誕生日のお祝いに 次男が指名したちょっと贅沢なプライムリブのお店にいってきた。
普段なら行くこともないようなお店だが、長男の進級も決まったので、まあいいか。
間接照明に照らされた真っ白なテーブルクロスの上にはナイフ、フォークが並んでいる。その雰囲気に、長女は尻込みして、「回転寿司の方がいい」
まあ 気持ちはわかる。
メインのお肉は最小のを頼んでも大きくて、長女は言うに及ばず、三男も「大きすぎ」と最後は詰め込むように食べていた
自分も半分食べて、う〜ん 後は味わっては食べられないな。。
長女はというと、最初から大きい兄ちゃん達にあげる気でちょろっとしか食べていない。
「こんなぎょうさん食べられへんな」と長女、三男の三人で相づちを打ち合っていたが、ふと見ると、家人のお皿はソースが残るだけ。既に平らげていた。
大人な三歳
平成27年3月1日
「何がすきなん?」
思わず、食べ物のことを聞きたくなる女の子だった。
「エビフライとソーセージ」
お呼ばれしたお家で隣に座った、それは三歳の女の子だった。
「召し上がれ」と大きなお皿によく冷えたイチゴがでてきて。
女の子は大人に混じって、大人顔負けに、よく食べた。
そして、瞬く間にイチゴはなくなった。
テーブルの上にはシュークリームもあった。
「これな、おじさんがお土産にもってきたんやけど、食べてくれる?」
女の子はもじもじしている。
「シュークリームはきらいなんかな?」
「あんまり、、、」
「そうか、ごめんな。知らんかったからな。こんどは別のん買ってくるわ」
と言われるや、女の子はやおらシュークリームを掴んで大きなお口で、あんぐりと食べ出した。
「無理に食べんでいいんやで。これって社交辞令かな」隣のお母さんをみると、ニタニタ似た体型で笑ってる。
シュークリーム食べ終わった女の子はというと、右手を伸ばしてもう一つ掴んだ。
いやいや、そこまで愛想してもらわなくても。
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